雨。これもしばらく手つかずだった改良器の部品切断加工と組み立て。
 
オリエンタルダイレクトのクラブオリエンタル会員は廃止になり、サイバーグラフィックスwebショップのメンバーというものになったらしい。なんだかよくわからない。メンバーでなくてもwebで注文できるが、メンバーなら10%のポイント還元がつく。ただしポイントの有効期限は最終購入後6カ月間。頻繁に買わないと無効になってしまうが、一方で購入金額1万円以上の場合送料無料で、まとめて買ったほうが送料の点で有利なので、ポイントが有用かは微妙なところ。12月15日午前10時注文分までキャンペーン中で、ポイント20%還元、1万円未満の購入で送料が半額の525円とのこと。でもカラーケミカルは対象外なので関係なし。
商品一覧を見ると、以前は掲載されていなかったが販売はされていたフィルムや印画紙の発色現像液用スタータが載っている。それだけでなく、フィルム用と印画紙用のエコジェット、印画紙用の中外写真薬品乗り換え対応品など、品目がかなり増えている。ただし、webショップが充実し、注文フォームも完備したかわりに、個人からの電話でのサポートは受けつけてもらえなくなり、メールフォームでの問い合わせのみになっている。
カラーネガ処理薬品もいろいろある。富士CN-16互換のCNL-N1R系とKodakC-41互換のBAN-1R系とで迷う。エコジェットは定着液を買ったし錠剤タイプで薬品の保存性がいいと期待できるのでこれにしたいのだが、薬品ごとのバラ売りがないため薬品によって消費量が違う用途には対応できないし、スタータもないので候補から外れる。発色現像液のCN-16互換CNL-N1Rは5Lx2で、10Lx4のBAN-1Rより1パックが少量であり、開封後の経時劣化で残存分が使えなくなるリスクは低い。ただしCN-16互換よりKodakC-41互換のほうが単位量あたりでは格段に安い。漂白液も同様で、富士互換のCNL-N2Rは2Lx4、Kodak互換のBAN-2Rは5Lx2で富士のほうが小分けなのだが、漂白液の場合は振ってエアレーションすれば漂白能力が回復し、かなり長期にわたって使えるそうで、酸化による劣化という心配はない。それより、寿命が長いから多すぎると使いきれない。こちらは富士互換のほうが安いしその点でも有利。定着液はコニカミノルタ純正のエコジェットの錠剤タイプが既にあるので必要なし。もっとも、CN-16互換やC-41互換の発色現像液や漂白液とこれを混用していいのかどうかはわからない。オリエンタルも以前は電話すると親切にいろいろ教えてくれたのだが、今では、やるなら自己責任で、保証はできない、という構え。
現状ではもっぱら富士のPro160NCとPro160NSを使い、今後低輝度下でKodak400NCを使っていくかもしれないというところ。CN-16互換でもC-41互換でも、通常に使うのであれば結果に支障はないだろう。ところが、コニカImpresaを最近のKodak純正C-41RAプロセスで処理すると褪色が速く進行するという問題がかつて指摘されていた。富士のCN-16でも、AgfaUltraで色ムラが出るという指摘がある。どちらの未露光ネガもまだ冷凍庫に数本眠っており、今後使う可能性がある。
オリエンタルカラーの富士互換薬品やKodak互換薬品でImpresaを処理するとどうなるのか気になったので問い合わせてみたところ、現在発売中のフィルムに対しては、C-41同等なので、C-41で問題が出れば同様とのことだが、これまで問題が報告されたことはないという。10年も前のカラーネガについては薬品が対応できるか確証がなく、また冷凍によりゼラチンが脆弱化するとの見解もある、ということでしたよnaishoさん。
リンス剤のCNL-N4RとBAN-4Rには、いずれも画像安定剤が含まれているとのことで、薬品のほうから画像安定剤が供給されるらしい。そうなると、水洗処理ではなく最終リンス処理を行う必要があるのだろうか。現在のフィルムである富士Pro160NC、Pro160NS、Kodak400NCであれば、乳剤内に画像安定剤が含まれているらしいから、水洗だけでもいいのだろうか。水洗後に画像安定剤を補充する目的でリンス浴をさらに行うのはどうか。かえって悪影響が出やしないだろうか。だったらいっそ水洗はやめてリンスだけにしたほうがいいのか。自家現像でリンス液は買うべきか否か。互換薬品の混用もからんできて、問題が錯綜しすぎ。うーんわからん。オリエンタルはつれないのでフィルムメーカーに訊くほかない。
カラー印画紙処理薬品についての実際の使用情報も少ないのだが、カラープリントを行う個人はそれなりの人数いるのでweb上でも多少は手に入る。しかしカラーフィルムを恒常的に自家処理しているひとは少ないようで、その情報はなかなか見つからない。まして互換薬品を組み合わせたらどうなるかなんて情報は皆無。自分でやってみるしかない。全部実験。
今日注文するつもりだったが、どのみち発送は来週なので、今日はやめて週明け富士と日本コダックに問い合わせてからにする。