注文した薬品、昨日届いていたんだが不在で本日引取。発送が早い。でも当分は今ある薬品で足りるのだった。Kodak C-41互換のカラーネガフィルム発色現像補充液、BAN-1Rのパッケージは、40L分にしてはずいぶんコンパクト。印画紙用のBAP-1Rもそうだが。BAN-1Rには「医薬用外毒物劇物譲受書」なる書面が入っていて、署名捺印し返送するようになっている。富士互換のCNL-N1Rの時には記憶になかったが、最近法改正があったのだろうか。ぞんざいには扱えないという気分になる。
Portra400NCを増感現像したネガはカブリが多いのか、プリント時にPro160NCなどの標準現像の2倍程度の露光時間がかかる。
カラーシフトが多いので、これまで避けてきたが、ついにフィルター値を変えての焼き込みをやってみる。フィルター値の確認が課題で、フィルターダイヤルをペンライトなどで照らすか、なんらかの手段でレンズから光が出ないようにして引き伸ばし機を点灯し、フィルターダイヤルを発光させるか、あるいはフィルター値を目視確認しなくてすむよう0か180ないし200の目一杯で止まるまで回しきるか、3通りの方法がある。手軽にできるのは2番目なので、乱暴だが、レンズの前に覆い焼きの紙をかざしてレンズからの光が印画紙に当たらないようにしてフィルター値を確認する。レンズキャップをはめたほうが漏光は少ないが、あまりヘッド回りに接触したくない。ヘッドが高いので、Y(イエロー)フィルターを回すつもりが何度もM(マゼンタ)を動かしてしまう。やってみるがなかなか難しい。パラメータが多いからだ。通常はベース露光秒数、ベース露光のフィルター値だけ、あとは焼き込みの秒数程度だが、これに焼き込みのフィルター値が加わる。焼き込みの秒数とフィルター値をどう設定するか、ベース露光との関係、これがなかなか判断つかない。焼き込みで動かすのが1チャンネルだけならまだしも、MとY両方のフィルターをいじるとなるとかなりこみいってくる。
これに限らず一般的にそうだが、作為的な効果を意図するのでない限りは、焼き込み覆い焼きのやりすぎはよくない。思うようにいかないが、1枚にかかずらっていても先に進まないので次へ。