昨夜は片づけもせず寝てしまい、発色現像液も一晩空気にさらしっぱなし。だいぶ劣化したろう。
夜なら簡単な遮光でも充分だが、曇とはいえ日中はそうもいかない。ガラス戸に合皮の暗幕を張り、裏側に遮光カーテンを吊して全暗とする。すぐに健全なる明室に戻せるよう、それ以外の暗幕はおろしたまま。
エアコンをしばらく回して室温が下がったところで、戸を閉めて隣の部屋と遮断。48ml補充して作業。次第に蒸し暑くなってくるが、発色現像終了後に液温を見たらほぼ30℃のまま。まだなんとかなる。
薬指が使えなくてもシートフィルムのタンク現像はできる。キーボード打つほうがやりづらい。
天王洲、Tなど。
安定液を一昨日から換えておらず、もう限界を超えているかもしれないが、明日から4日くらいは作業にかかれそうもなく、ここで作製するのはどうかと思って使い続ける。コストよりも水の用意が面倒なので。
3回目だったと思うが、ホルダーにネガを装填しいざ現像、という段で玄関の呼び鈴が鳴る。けっこうしつこく。たぶん家主でエアコンの件。でもこのタイミングでは出られないので無視。前にも同じことがあった。悪いけどそのうちまた来るでしょ。
やりすごせたと思ってホルダを発色現像槽に入れたら、暗室時計が見あたらない。しまった、調理場に置きっぱなしだ。引っ越しで2つあったもらいものの炊飯器のうち片方を捨て、もうひとつも使わずに小さな土鍋をガスコンロにかけて米を炊いているのだが、時間管理にタイマーが必要で暗室時計を持ち出していたのだった。どうする。まだ外は明るいし調理場には出られない。そらで数えることにする。撮影時にはよくあること。でも、現像時間を勘時計で計ったのは、記憶する限りはじめて。上がりを目視した限りではまずまずの仕上がり。だいたいは天王洲で、これは向きを見あやまっていてどのみちやりなおすからまあいい。それより、6回目で例によって目をつぶりながら装填し、終わって目を開けたら周囲がほの明るい。隣の部屋の明かりがつけっぱなしだった! 隣に行って明かりを消すには戸を開ける必要があり、さらに明るくなるので、装填済みのネガを隠さなければならないが、その場所がない、押入に隠そうとするが何かでつかえて戸が閉まらない。どうにか消して現像。千葉が1枚、台場が5枚。像は出ていて目に余るほどのカブリは認められないけれど……。想像を絶するバカさ加減である。乾燥したネガを収納して空いたところに新しく処理したネガを干す。もう1セットくらいはできそうだがげんなりして終了。打鍵していたらキズが開きキーボードが血に染まる。