現行器の改造前の型から結像部をはずして試作パーツをとりつけ、テスト器をつくる。
近所のスーパーマーケットに行って露出を計るが明るい。10時頃で外が明るいからだろうか。別の店でも大差なく、ここでテスト撮影挙行。EV9.2/ISO160で40s。三脚はSlik。無許可でさっと撮影するにはたいへん都合がいい。開脚角度を狭くでき、ノブですぐに固定できる。いやテストだから無許可なんであって、展示を見込む撮影であればしかるべき手続きは踏むけれど。
戻ってさらに結像部をこしらえる。やっぱ俺って器用じゃん。20年前だったらこれで生計が立ったかもな。
テスト器をもう1器組み立て、夜になってからさっきのスーパーへ。EV8.4/ISO160。午前中よりは暗い。さっさと2枚、今度は長めに160s。50と58程度。
戻って増感現像。発色現像液の液温を計ったら29.6℃なので湯煎せずそのまま使う。終了時には29℃。増感用発色現像液を2Lペットボトルに戻してキャップを閉めたら、キャップの天が割れて隙間があいている。保存時に空気が入らないようボトルを密栓しようとするあまり、ねじこみが強力すぎて圧力に耐えられず割れてしまった恰好なのだが、それほどの握力を持ち合わせた覚えはない。一体どれほどの怪力野郎が闖入してきて締め上げていったというのだろう。
結果。見るからに解像が甘い。ただ階調は先まで途絶えずに出ている。予想されたとおりの結果だが、鮮鋭度と階調の落としどころをどこに置くかが難しいところ。