ひさびさの暗室。
精製水を湯煎し増感現像液作製。まだ残っているCD-4を使ってみる。増感現像はもうしないだろうからこの現像主役も無駄になるかと思っていたのだが、あれば使うものだ。珍しく7.60gをきっちり出せてちょっとうれしい。
補充液だが、今回は少量処理で、今後当面は使う見込みがないので、定量の半分を使ってみる。10L用の製品を1/7に小分けしているので1/7単位でないと本来は帳尻が合わなくなるのだが、混合時に入れすぎたりこぼしたりしてるので最後は足りなくなるから、余らせるくらいでちょうどいい。で1/14ずつ残っているはずなのだが、100mmの小さいメスシリンダーにB液を注入したらぶくぶく泡立っている。しまった。A液との間に水を入れて前の液がメスシリンダーの壁面に残らないように軽く洗浄するはずが忘れてしまったらしい。わずかに残っていたA液原液と強く反応している様子。これでB液成分が多少毀損されたかもしれないので、B液を適当に追加。A液は量が多いので影響少ないということにしておく。これで残りの3液の量はバラバラになった。

  • 増感用発色現像補充液半量:精製水271.5mL+オリエンタルカラーBAN-1R A液810/14≒57.8mL・B液206/14≒14.7mL・C液206/14≒14.7mL(それぞれ投入後2m攪拌) → 補充液358.7mL 補充量11.2ml/4x5

漂白液を風呂場でエアレーションしていたら蹴とばして倒してしまった。1/3ほど流出。風呂場でよかったが、風呂場でなければ倒さなかったかも。
でいよいよ現像。まず2011-07-20頃のテストネガ2枚を5m30s。何も写ってない。ホルダ枠内のカブリがややあるし、銘刻ははっきり出ているので現像過程のトラブルではない。これは無理だったろうか。いずれおちついたら再開のつもり。
現像液のテストにはなってないのだが、時間がないので昨日のネガへ。規定では7m30sということになっているが長めに8m30s。ハンガーの穴周りで液が流れた痕がごくわずかにムラになっていることを踏まえ、攪拌は30s刻みから1mに変更。
結果。小さすぎ。切れるのを恐れて腰が引けている。しかも全体の中からかたよらず抜きだしているというのに。全部こうなんだろうか。しばらくのブランクで勘が鈍ったか。もう階調なんてどうでもよくなってくる。
とにかく現像。次も8m30s。はじめのほうから。駄目だ。こりゃ全滅かもな、と諦念が漂う。日没後は外が真っ暗になってしまうので明るいうちのほうがよかったのだが、もうメタメタ。どうしてもっと角度をばらさなかったんだろう。こんなに近くの対象を撮影したことがほとんどなかったせいもあろうか。日頃の行状でツキを無駄づかいしてるからか。写真を抜け出すなんてばっかり言ってるもんだからバチが当たったか。1枚成功していれば充分なのに、その1枚が。
3セット目。祈るような気持ちで処理するが、あえなく沈没。とにかく回転させて枚数を稼ぐことばかり考えていた。条件を変えるという肝心の点がお留守だった。
そして最後の5枚。どうなったのか。展示でごらんあれ。