昔のネガ・ポジ・プリントを整理。
古巣でのインタヴュー時のネガとか依頼仕事関係はざくざく廃棄。会社がらみのネガもやや迷ってゴミ袋へ。撮影したまま退職などで渡しそびれていた結婚パーティのネガや、プリントを贈った残りのネガは当人に送る。
誰に頼まれたのでもない写真は、はじめたころの散漫なものは捨てられるが、のちの片鱗が出てきたのはまだためらわれる。それでもやっつける。20年たったらよかろう。
友人が写っているのは捨てられない。京都出張時に撮影したモノクロネガは一度捨ててから拾い出したり。小学5年頃にピンホールカメラをつくって撮影した紙ネガも出てきた。
一度ゴミ袋に入れた中にだいじな写真があるんじゃないかと気になって、とりだしてまた見てみたり。さらに捨てていってまた不安になるが、これじゃきりがないとゴミ捨て場に出してしまう。
20と半年前、雑誌から書籍に飛ばされてふてくされていた頃のモノクロ路上スナップ。見てるとなつかしくなってだんだん執着がわいてくる。
でも、いつかは捨てなければならないネガとベタ焼き。
捨てきれず残ったものも、さらに20年後には捨てられるだろうか。でも、15年前だったらこれらのネガももっとあっさり捨てられたような気がする。使い道がないのが明白になり、なおかつ「思い出化」はしていない頃合。今から20年後だと、内容とは別に余計なものがまとわりついてきて、なおさら捨てられなくなるんじゃなかろうか。写真なんか撮るもんじゃない。お荷物を抱えるだけ。