facebookへの投稿より

絵画というジャンルとのいろんな差異を実感させられる毎日だが、写真にだって違和感ありまくりだったのだから、「絵画」と「写真」という二極を設定して、「写真」ではこうこうで「絵画」とは違う、といういいまわしは避けないと。「写真」というジャンル全体がそうなのではなく、単に自分がそうなだけ。自分は写真代表でもなんでもなくて、むしろ落ちこぼれなのだから。

自分の特殊な傾向を、あたかもジャンル全体の傾向であるかのようにすりかえてしまう議論は慎まなければならない。絵画にもいろいろあるし、写真もいろいろ。十把一からげにはできない。しかしそれはジャンルの話。ファッション写真と自然風景写真と不愛想な現代写真の内容を一緒くたにはできないけれど、同じメディウムを使っているならその限りで同列に論じるのは可能だし、メディウムの特性を他と比較するのを制限する必要はない。ただし、メディウムの使い方にしても特殊なのは間違いないので、みずからの目方をさしひいて、充分に吟味するべきではあろう。